加工と熱処理によって自由に機械的性質を変えられる銅管は、その多くがはんだ付けによって接合されます。それには、接合の性能を支配する継手と銅管の隙間を常に適性な値に保持することが非常に重要です。そのため、水道用銅管は極めて高い寸法精度で作られています。現在では、適切なはんだ付け作業さえ行えば、誰が施工しても簡単に安定した接合ができるようになっています。
銅管の規格には、給水装置に使用される日本水道協会の水道用銅管JWWA H 101と、給湯管および受水槽以降の給水設備の給水管に使用されているJIS
H 3300の配管用銅管、日本伸銅協会、水道用ミリサイズ銅管規格JBMA T 203があります。
銅管継手の規格は、銅管の規格に対応して規定されています。日本水道協会規格とJIS規格JIS H 3401およびそれを補完する日本銅センター規格JCDA
0001が制定されています。