製品規格


給水装置分野に使用される銅管および被覆銅管は、日本水道協会の水道用銅管(JWWA H 101)規格に規定され、協会の検査に合格した銅管に限られています。図に示すように、メーカー名をはじめとする決められた表示事項とともに、日本水道協会の検査に合格した検証済マークが一定の間隔で付されています。

銅管の表示マーク


■銅管・被覆銅管の質別および記号
種類
タイプ 質別
被覆材料別
記号
銅管 M 軟質 - W-O-M
硬質 - W-H-M
被覆銅管 M 軟質 P P-W-O-M
硬質 P P-W-H-M
軟質 V V-W-O-M
硬質 V V-W-H-M


被覆材料区分
被覆材料別
被覆材料 表皮材料
断面例
P 低発泡ポリエチレン
(発泡倍率 約2倍)
ポリエチレン樹脂
V 塩化ビニル樹脂 -
備考1)
Mは、JIS H 3300の配管用銅管の寸法のMタイプを示す。ただし、受渡当事者の間の協議によって、JIS H 3300に規定するLタイプを使用することができる。
備考2)
記号欄のWは水道用、PおよびVは被覆銅管の被覆材料区分を示す。また、Hは硬質(冷間加工仕上げのもの)、Oは軟質(冷間加工後、焼きなましを施したもの)の質別 を示す。


銅管の寸法およびその許容差
(単位:mm)
呼び径
外径 真円度の許容差
厚さ
長さ
コイルの内径
参考質量
(kg/m)
基準寸法 許容差
A B 質別 基準寸法 許容差 直管 許容差 コイル巻管 許容差
H O
10 3/8 12.7 ±0.03 ±0.08 0.13以下 0.64 ±0.10 4000 10 10,000 300 400以上 0.217
15 1/2 15.88 ±0.09 0.16以下 0.71 0.302
20 3/4 22.22 0.22以下 0.81 ±0.15 500以上 0.487
25 1 28.58 ±0.04 ±0.12 0.29以下 0.89 0.692
32 11/4 34.92 0.35以下 1.07 1.017
40 11/2 41.28 ±0.05 0.62以下 1.24 1.394
50 2 53.98 ±0.15 0.81以下 1.47 ±0.22 2.168

備考1) 外径の許容差は、銅管の任意の断面において測った最大外径と最小外径の平均値と基準寸法との差をいう。 備考2)真円度の許容差は、銅管の任意の断面において測った最大外径と最小外径との差をいう。なおこれは軟質には適用しない。 備考3)参考質量は、銅の密度を8.94g/cm2として計算したものである。 備考4)コイル巻管の質別 は軟質(O)とする。


被覆銅管の寸法およびその許容差
(単位:mm)
被覆材料区分 呼び径 原管の外径 厚さ 最大外径 被覆層の最小の厚さ 長さ及びその許容差
A B 直管 コイル巻管
P 10 3/8 12.70 0.64 19.5 2.6 4,000+50 25,000+600
15 1/2 15.88 0.71 24 2.8
20 3/4 22.22 0.81 32.5 3.3
25 1 28.58 0.89 41 4.2 -
V 10 3/8 12.70 0.64 16.5 1.6 25,000+600
15 1/2 15.88 0.71 20.0 1.8
20 3/4 22.22 0.81 29.0 2.6
25 1 28.58 0.89 36.0 2.8 -



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