銅管の耐震性
銅管は耐震性においても極めて優れた性能を持っています。平成7年1月17日の阪神淡路大震災の時も銅管にはまったく損傷がみられず、その優れた耐震性が証明されています。
この震災を契機に日本銅センターが実施した各種管材の耐震強度試験の結果では「銅管はH材、O材とも強度および変形性能にすぐれており、地震に対してはバランスのとれた良い素材」との評価を得ています。
■試験結果
地震応力
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震度K
E
=1.0の地震力に対して発生する曲げ応力と限界応力からみて支持間隔が長くなければ(例えば横引管では標準支持間隔の4倍、縦管では最大支持間隔以下)強度上はいずれの管も安全です。
固有振動数
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金属系材料は固有振動数が高く剛性が確保できますが、樹脂系材料は剛性が不足します。
強制変位
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塩ビライニング鋼管、ステンレス鋼管は変形吸収能力がやや不足しています。また、樹脂系材料は変形能力が優れています。銅管はその中間に位 置します。
■結論
以上の地震慣性力、固有振動数、強制変位の3つの点から総合評価すると、『銅管はH材、O材とも強度および変形性能に優れており、地震に対してバランスのとれた優れた材料』であることがわかります。
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