緑青の毒性問題は長い間の誤解でした。
銅の表面に生成する緑青(ろくしょう)は昔から有毒と考えられてきました。なぜ有毒と信じてきたのかはっきりしませんが、主な原因は学校の教科書にあったと考えられます。私たちは誰でも小学校の理科の時間で緑青について学び、ここで習った知識を潜在的に信じてきました。例えば、昭和四十九年の理科の教科書には、「金属のさび」という項目があり、緑青について次のように述べております。
「しめり気の多いところに銅を置くと緑色のさびができる。 緑青は過去に考えられていたように有毒ではなく、無害に等しいことがはっきりと解明されたのです。 こうして、過去何となく語り継がれてきた緑青の有毒?問題は、すべて誤解であることが明らかになったのです。 |
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